発想の転換 rethink 2004 5 3
私は、少子高齢化を心配していましたが、
プラス思考というものもあるのですね。
今日(5月3日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「個人消費を支える『負け犬』需要」
「デジタル家電の需要拡大など、個人消費に明るさが見えてきた。
なかでも、重要な、けん引役が、30代の独身女性たちだ。
デフレ経済ながら、単身者向けのマンション、
個人旅行、高級ブランドなど、
彼女たちの目にかなった商品は、着実に売上を伸ばしている。」
「未婚、子供なし、30歳以上」
「これは、『負け犬の遠吠え』の著者による『負け犬』の定義だ。」
こうした女性たちは、男性よりも、お金を持っているでしょう。
しかも、高くても、品質のよい商品を求めるでしょう。
私は、少子高齢化の進行により、
「高齢者向けの市場」が大きくなると考えていました。
さすがに、「『負け犬』向けの市場」が大きくなるとは、想像もできなかったです。
そうすると、企業も、「高齢者向けの市場」だけでなく、
「『負け犬』向けの市場」も考慮しないと、
企業の方が、「負け犬」になってしまいます。
アナリストも、こうした「『負け犬』向けの市場」を分析すべきでしょう。
それにしても、「負け犬」という言葉は、なんとか、なりませんか。
もう少し、上品な「たとえ」はないのでしょうか。
「30代独身女性」を、「負け犬」と言うのは、きびしいでしょう。
せめて、「梅組の女性」とか。
梅は、桜よりも、長く咲いています。
早く、結婚した女性は、「桜組の女性」です。
桜は、早く散ってしまいます。
再考、rethink。